自社事例・社内の業務システム 26画面(プレミアムプランの範囲)
研修事業の業務コンソール ── 26画面で、案件・受講者・助成金手続きを1つの画面群に集める
このページの内容は、私たち(株式会社ale)が自社の事業のために実際に作って運用しているシステムです。お客様の案件ではないため、画面構成や経緯をそのまま公開しています。
よくある困りごと
法人向けのAI研修(AI SkillPath)は、研修を1回やって終わりではありません。顧客企業ごとに案件があり、受講者の名簿、訓練計画、実施日の記録、証跡、請求と入金、助成金の申請準備が案件ごとに発生します。同じ企業の別部署から2回目の依頼が来れば、別の案件として追跡し直す必要があります。これを表計算とフォルダで回すと、どの案件がどの段階で止まっているかが担当者の頭の中にしか残りません。
この構成にする理由
画面を作る前に、業務フローと状態遷移と権限の設計書を先に固めました。制度に関わる手続きは順番と期限が決まっていて、あとから画面の並びを変えると記録の意味が変わってしまうためです。画面は「案件の工程」を軸に切りました。案件を1つ開くと、事前スクリーニングから決定・入金・保存までの12工程が同じ順番で並びます。社内の担当者だけが使う前提なので、顧客企業や社労士が入る画面は別に切り出し、この26画面には含めていません。
画面の構成(26画面)
案件の入口と工程
パートナー・設定・共通
ログインの考え方
社内の担当者だけが、メールとパスワードで入ります。担当者ごとの細かい権限分けはあえて作りませんでした。使うのが3人で、全員が同じ業務をするからです。その代わり、誰が何を変えたかは監査ログと案件ごとの履歴に全部残します。顧客企業と社労士は、この画面には入れません。入れる必要が出たときは、別の画面群として切り出す設計にしています。データベース側でも行ごとのアクセス制御を有効にしていて、画面の作りが変わっても、見えてよい範囲が崩れないようにしてあります。
初期に含めないもの
顧客企業が自分でログインするポータル、社労士向けのポータル、電子申請システムとの直接連携、オンライン決済は含めていません。まず社内の3人が回せることを確かめ、外部の人が入る画面は運用が固まってから足す判断です。制度の適用可否や支給額をシステムが判定することもしていません。判定するのは管轄労働局で、システムはその前の準備と記録を漏らさないための道具に留めています。
作ってみて分かったこと
初版は2026年7月17日から20日の4日間で、59回の変更を重ねて動く状態になりました。速く作れた理由は、その前日までに業務フロー・状態遷移・権限の設計書を書き切っていたからです。画面を作りながら仕様を決めていたら、この日数では終わっていません。作る工程は速くなりましたが、決める工程は速くなりませんでした。
26画面は、ニカゲツの標準的な案件より大きい構成です。制度の手続きには省けない工程が多く、無理に画面を減らすと、記録の抜けとして後から返ってくると判断しました。とはいえ、もし自社ではなくお客様の案件として受けていたら、初回リリースは「案件の入口4画面+工程12画面」の16画面に絞り、パートナーと設定は月額の改善フェーズで足していたと思います。
8月に、公開サイト・バックエンドと同じ1つのリポジトリにまとめて、以降は継続して手を入れています。設計書をそのまま画面に写したものなので、変更のたびに設計書と画面のどちらが正しいかを決める必要が出ます。私たちは設計書を正として、画面を直す運用にしています。
改善フェーズで足していくもの
リリース後12ヶ月は月額の改善フェーズです。この構成なら、次のあたりが候補になります。いずれも使い始めてから必要性を見て決めます。
- 顧客企業が自分で受講者名簿を更新できるポータル(別画面群として)
- 委任した社労士が担当案件だけを見られる画面(別画面群として)
- 計画届・支給申請の期限が近い案件の通知
- 案件をまたいだ集計(月ごとの実施件数、入金予定)
この構成についてよくある質問
これは本当にニカゲツと同じ体制・同じやり方で作ったのですか?
はい。設計から開発、運用まで同じ人間が担当し、分業も下請けもありません。使っている技術も、ニカゲツでお客様に提供しているものと同じ(Next.js、Supabase、Cloudflare)です。違うのは発注者が自社だという点だけで、そのぶん要件の確認に往復がなく、初版が4日で動いています。お客様の案件では、現場の確認と判断の時間が入るので、同じ規模なら8週間の枠で考えます。
26画面だと、料金はどのプランになりますか?
画面数だけで見ればプレミアム(〜40画面、初期200万円・税別)の範囲です。ただ、この構成をそのまま最初の8週間で作ることはおすすめしません。まず案件の入口と工程の16画面をスタンダード(〜20画面)で作り、パートナー管理と設定画面は使い始めてから月額の改善フェーズで足すほうが、無駄な画面を作らずに済みます。実際に自社で使ってみて、最初の1ヶ月に触った画面は半分程度でした。
助成金の手続きをシステムが代わりにやってくれるのですか?
いいえ。このシステムがやっているのは、必要な記録を漏らさず残すことと、どの案件がどの段階で止まっているかを見えるようにすることだけです。制度の対象になるかどうかや支給額を判定する機能は作っていません。判定するのは管轄労働局で、私たちのシステムはその判断に必要な書類を揃える準備を助ける道具です。この線引きは、設計の最初に決めました。
自社の場合は何画面になるか、
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